救済と通貨不安ー小津久足「陸奥日記」より

伊勢松坂(三重県松阪市)の商人で江戸深川に拠点を置いた有力商人・湯浅屋の主人で、旺盛な文芸活動が注目され始めている、小津久足(おづ・ひさたり)。彼が天保12年春(1841)の陸奥・松島への往復の旅路を 続く