75年目の「8.15」―「杜の都の再生」から考える

 梅雨明けしてからの仙台は猛暑が続いています。私が約30年前にここで暮らし始めた頃は、夏でも最高気温は30度には届かない、そんな環境でした。街を歩いていると、余りの暑気に、思わず日陰を探して避難します 続く

長岡藩士が書き残した江戸時代の「杜の都」

 江戸時代の後期、文化4年7月29日(西暦1807年9月1日)、現在の東北地方を視察する旅を続けていた越後・長岡藩士の長澤茂好は、仙台城下町の南に位置する愛宕山に登り、そこから見た仙台城下町の様子を次 続く

「対面」と「オンライン」

8月9日、いわゆる「対面」と、オンラインでの会合の両方を行った一日となりました。  午前中は、仙台市環境局「たまきさんサロン」を会場としての青葉山古文書の会。慶応3年から明治5年までの解読原稿を公開し 続く

古文書の仙台七夕と「杜の都」、そして祭りの意味

 仙台の最大の行事といえば、やはり8月6日から8日にかけての仙台七夕になるのでしょう。本当ならば今日が最終日。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。例年なら人でごった返す仙台のアー 続く

古文書に記されたセミ(4)「融合」の難しさ

 セミの記事を続けたせいでしょうか。朝、寓居のベランダにセミが止まっていました。青い体色なので、ミンミンゼミでしょう。写真を一枚撮ってさらに近づいたところ羽ばたいて、それを見て慌てふためいた、虫は苦手 続く

古文書に記されたセミ(3)「麦刈蝉」から考える仙台城下町の環境

 2020年8月 2日、東北南部が梅雨明けしたとのことです。それを待っていたかのように、セミの大合唱が始まりました。 仙台藩士・別所万右衛門の記録から「麦刈蝉」、ニイニイゼミなどの初鳴きと夏の訪れにつ 続く

古文書に記されたセミ(2)飢饉への備え・夏の象徴

 セミの話題から書き始めたから、というわけでもないでしょうが、昨日からにわかにセミの声が賑やかになってきました。新型コロナウイルスの状況下、さらに長梅雨で西日本では豪雨の被害も出ていますが、これからは 続く